創業以来40年、埼玉の街の本屋さんが閉店します。本棚の撤去を中心とした、閉店処理を手伝うことになりました。40年と一口に言っても、開業の時に小学1年生だった子供が、結婚してそのぐらいの子供がいてもおかしくないぐらいのオトナになっている計算になります。
本棚も、丁寧に扱ってはありましたが、現行タイプより2世代も前の型で転用は出来ないので、廃棄しますとご連絡しました。
撤去の日程を打ち合わせしていると、オーナー様が
「長年お世話になった学校の、小学生たちに見られたくないので、日曜日の作業にしてもらえないか。」という要望がありました。そう話す横顔に寂しさが感じられました。
街の本屋さんです。

作業当日、現場に出向いてびっくり。
廃棄、と前もってご連絡してあったにもかかわらず、本を取り除いた本棚が、ピカピカに拭いてありました。
小さいお店でしたが、控えめな言葉の中に、街の文化の灯をともしていたという、気概が感じられました。
時代の流れとは言え、また1つ、街の文化の灯が消えた様な気がしました。


コメントする