歯に衣を着せない言い回しのエッセイで人気の、佐藤愛子さんの直木賞受賞作品に
「戦いすんで日が暮れて」という短編集があります。
現在も講談社の文庫版で読むことが出来ます。
受賞年度は1969年でした。
これは、そこから遅れること10年ほど後の、戦いの記録の話です。
レンタルビデオ店第1号は、1979年頃にアメリカのフィラデルフィアに出来たと言われています。
それから、あっという間に全世界に広まり、いまでは共産圏にまで出店するほどになりました。
しかし、2000年になると、次世代メディアとして「DVD」が出現して、遂にその主役の座を奪われてしまいました。いまでは、レンタルビデオの看板があっても、中身はほとんどDVDが主体です。
それまでのビデオは見るも無惨な姿で、このようにレンタル店の倉庫に収められています。

そんな姿をみると、私は、つい「戦いすんで日が暮れて・・・」とつぶやいてしまいます。

レンタルショップでは、店舗スペースの関係から、注目度の高い商品、つまりDVDを優先的に置かなければなりませんが、まだまだ、ビデオも捨てたものではありません。
100万とも120万とも言われている、たくさんの種類のビデオ映画には、DVD化されていないB級作品、C級作品がたくさん入っています。
そんな作品を捜しているマニアが存在し、そのマニアをターゲットにしている業者がいます。
そして、その業者に商品を供給している当社があります。
奥の壁に貼ってあるポスターの、パラソルをさした女の子が、エールを送ってくれたような気がしました。


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